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【コラム】バーベキューでの火起こし!正しい炭の置き方とは?

皆さん、こんにちは!

北越金型WEB担当のこばです。


本日のコラムは、バーベキューの基礎中の基礎!

火起こしについて書いていきたいと思います。

この記事を読むことで、市販の火起こし器を使わなくても、スマートに火起こしができるようになること間違いなしです!

今まで火起こしが上手くいかず、いつの間にか火起こしに対して苦手意識がついてしまったという人にもおすすめの記事となっていますので、ぜひ最後までご覧頂ければと思います。

火起こしでの炭の置き方

皆さんの中に、火起こしをなめてかかってしまい、炭火を起こそうと思ったら返り討ちにあってしまったという人はいませんか?

私はあります(笑)

まさしく、「着火剤さえあればいけるべ!」とばかりになんとなくの知識で炭を並べ、意気揚々とやり始めたら中々火が着かず、悪戦苦闘すること約1時間…

ようやく火が着いたと思ったら、弱火…そこから強くならない…

肉には上手く焼き色がつかず、野菜も生焼けの状態で水分だけ抜けていく始末。

完全に料理人としての黒歴史となってしまいました。


ですが、逆にそれを経験したおかげで、正しい炭の置き方、火の起こし方を学ぶ機会を得ることができ、成長して今こうやってコラムを書けている訳です!

まあ、前置きはこのくらいにしておきまして、本題に入っていきましょう。

炭の置き方のなんとなくの知識

先ほど軽く触れましたが、皆さんの中にも炭の並べ方に関して、なんとなくの知識を持っている方って結構いると思います。

・ギューギュー詰めにしない、多少の間隔を空ける

・真ん中に火(空気)の通り道を空ける

もちろん間違いではないのですが、重要なのは、多少の解釈の違いによって結果(火の起き方)が大きく変わってくる可能性があるということ。

それを認識しておく必要があるということです。


では多少の解釈の違いとは何か?

上の二つのポイントで説明するならば、真ん中に火(空気)の通り道を空けるとあるが、どの程度空けたらいいのかという部分。

実際に何人かにお願いしてやってもらうと非常に分かりやすいのですが、ほんの少ししか空けない人もいれば、こんなに空けていいの?ってくらい空ける人も中にはいたりします。

これはどちらが正解かと言われれば、後者の方です。

もちろん、常識の範囲外で空けてしまって着火剤の火が炭に届かなければ火は起きません。

ですが、空けすぎて炭に火が着かないんじゃないの?とビビって少ししか空けないより、個人的には全然いいと思います。
(広いと思ったら徐々に間隔を狭めていけばいいだけですからね)

物事って、振り切った方が案外上手くいく近道だったりします(←私のなんとなくの経験則なので、鵜呑みにはしないで下さいね(笑))

ここで良くないと思うのは、少ししか間隔を空けないパターンでも時間を掛けることで正解(炭をおこす)に辿り着くことができてしまうということ。

正解に辿りつくことが出来てしまうが故に、もっと時間効率の良い方法に気づけない時が往々にしてあります。

その中でも、運よく時間効率の良い方法(真ん中を結構空ける)を知っている人と出会うことで、自分の考えを修正できることもありますが、人と出会うこと、会話することが好きな人でもない限り、実はあんまりないことかもしれません。(かく言う私も人見知りですから…)

その為にこのコラムがあるのです!
#しっかりと売り込みを忘れない男

今日はしっかり正しい炭の置き方、おこし方を学んで帰って下さいね!

正しい炭の置き方

正しい炭の置き方に関しては先ほどある程度触れたのですが、一番大事といってもいいポイントに触れていません。

それは何かと言いますと、”着火剤”です!

「着火剤なんて、ある程度適当に置けばいいんじゃないの?」
って思われる方もいるかもしれませんが、実は着火剤の置き方も重要だったんです!

当然、そこかしこに着火剤を配置すれば、炭への着火は簡単になるでしょうが、それではお金が掛かってしまいますし、スマートとは言えません。

じゃあ、着火剤はどこに置くのが一番いいの?ということなのですが、



それは炭の一番下です。炭よりも先に着火剤を置く!というのが正解です。

その上に、真ん中を(結構)空けた状態で炭を積んでいきます。

あとは着火剤に火をつければ、煙突効果で15分ほどすると炭に火が着くという寸法です。

ここで一つ注意点です!

それは、炭に火が着く前にうちわであおがないこと

炭に火が着くのが遅くなってしまいますので気をつけましょう

ほかにも色々やり方は人それぞれあるでしょうが、今回は市販の着火道具をほとんど使わず、バーナーも使わず、あくまでチャッカマンと着火剤だけでという制約の中での一番効率の良い火起こしということでご紹介していますので、よろしくお願い致します。

私が週末手伝いに行っている居酒屋では、魚やエイヒレ、地鶏を焼く際に備長炭を使用していて、炭をおこす際にはガス火を使用する炭起こし器を使っていますが、炭に着火する前にあおぐことは絶対にしません。

炭に早く着火させるために唯一する事と言えば、アルミホイルを被せるくらいです。

熱が中に籠って、早めに炭に着火させることが出来ます。

風よけにもなるので、多少風が強い日(アルミホイルを固定する重しは必要)にもおすすめです!

番外編

ということで、炭の置き方、おこし方を書いてきた訳ですが、最後に番外編ということで、シーンに合わせていくつかご紹介したいと思います


〇インスタントコンロの使用

バーベキューというと、どうしても炭を起こさなければならないというか、絶対必要な準備に思えますが、実は、一人や二人でのバーベキューの場合、インスタントコンロを使用することで、炭を起こさなくてもバーベキューを楽しむことが出来るのです。

インスタントコンロとは、炭・着火剤・網・受け皿(厚手のアルミ製)がひとまとめにされているもので、チャッカマンやライターで表面に火をつけるだけで、勝手に中の炭に火が着き、網も備え付けの為、準備をすることなくバーベキューを楽しむことができるという優れものです。

出典:アウトドアのプロが検証!ダイソー「インスタントコンロ」を使ってみた | サンキュ! (benesse.ne.jp)


しかも100円ショップ(インスタントコンロ自体は300円)に売っているというから驚きです!

簡易台座も付いているのですが、下が約4cmしかないため、下が燃え移らない材質のものであれば、そのまま肉等を焼いて食べることが出来ます。

ダイソーのオリジナル商品らしく、現在売っているのはダイソーだけ(もしかしたら、アウトドアブームで他のとこも開発したかも)みたいですので、近くにある方は探してみてください!

昨今のアウトドアブームもあって、かなり品薄になっているようですので、手軽にバーベキューを楽しみたいという方は見つけたら即買い!かもしれません。

ただ、燃焼時間が約1時間しかない、且つ一度、火力が弱まってきた時に回復させる手段がない為、段取りよく効率的に食材を焼いていく必要がありますので、その点だけご注意下さい。

インスタントコンロ
出典:アウトドアのプロが検証!ダイソー「インスタントコンロ」を使ってみた | サンキュ! (benesse.ne.jp)




〇複数種類の炭の使用

炭と一言で言っても、私たち一般人がホームセンター等で購入できるものには3種類あることをご存知でしょうか?

それこそ、シーズン中のアウトドアコーナーに行くと、ど真ん中に大量に置いてあるので見たことがある方もいるかと思いますが、以下の3種類です。


・木炭



一番安価な炭で、当然バーベキューで最も使われている炭です。
密度が低く軽いのが特徴で、その分、火も付きやすいですが、燃焼時間がほかの炭に比べて短く、燃焼時の独特な匂いが気になる方も多いです
#私はこの匂いが嫌いです


・オガ備長炭



備長炭という名前は付いていますが、おが屑を固めて作った炭の為、その分若干強度が劣り、価格も安くなっています。
燃焼時間も本物の備長炭に比べて落ちるものの、火が起きやすく使い勝手が良い為、飲食店でも最近使われている炭になります。
#備長炭を使っていると謳えますからね


・備長炭



3種類の中では一番高価な炭。オガ備長炭の約2倍のお値段です。
密度が高く強度が強い為、着火するまでに30分以上掛かりますが、その分燃焼時間が長く、安定的な火力を得ることが出来ます。
備長炭を備長炭で叩くことにより発生する音が心地よく、何度も叩きたくなります(笑)
#一度やってみることをおすすめします



上記の通り普段バーベキューをする場合、大抵は木炭を使うことになるのでしょうが、たまには、オガ備長炭や本物の備長炭を使うというのも面白いかもしれません。

特に良い食材が手に入った時、今日は奮発するぞ!って時には、炭もいいものを使うことをお勧めしたいです!


そうなったときに知っておいた方が良い事として炭の特徴があります。

上でも触れましたが、それぞれに特徴があり、活躍できるシーンが違います。

どうせ良い食材を用意するなら、火加減も完璧にしたいですよね?

私がおススメする炭の使い方は以下の通りです。


1.まずは着火までの時間が短い木炭を配置して、着火剤で火をつけます
⇒いきなりオガ備長炭や備長炭を着火剤でおこそうとすると時間が掛かります

2.木炭の半分ほどが赤く色づいてきたころで、オガ備長炭を投入します。
着火剤から炭をおこすより、既におきた炭に密着させた方が圧倒的に早く着火します

3.オガ備長炭が半分弱おこってきたところで、食材第一弾の投入開始です!
⇒ただ、コンロの半分だけを使用して、残りの半分には網を置かずに炭をいじれるようにしておいて下さい

4.網を置かなかった方に備長炭を投入し火を”作ります”
⇒第1弾の食材調理用と備長炭を育てる用に炭達を予め分けておいて下さい

5.備長炭が育ったら、いよいよメインの食材達を投入します!
⇒備長炭の燃焼時間はある程度長いですが、火力が足りなそうと感じたら早めに備長炭を投入します。これ以降、木炭やオガ備長炭は使わず備長炭のみを使います。贅沢にいきましょう!


木炭とオガ備長炭を高級備長炭の火付け役するという何とも贅沢な使い方をしてみました!

良い食材と良い炭で、結構な出費になるかもしれませんが、たまにはこういった経験もいいものですので、ぜひ一度やってみることをお勧めいたします!


まとめ

今回は、バーベキューで火起こしをする際の正しい炭の置き方に関してのコラムをお届けしました。

最後はちょっとだけ脱線しましたが、役に立ったと少しでも思って頂けましたら幸いです。