【コラム】バーベキューの煙で目が痛い! なぜ?

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こんにちは!
北越金型WEB担当のこばです。

ようやく酷暑も峠を過ぎ、朝晩はもちろん、昼間もだいぶ過ごしやすくなってきました。

調子に乗って、薄着で就寝して風邪を引くことのないようにしたいですね。

夏の暑さが過ぎ去りつつあるということで、これからは行楽シーズンですね!

シルバーウィークも間もなくです!(お仕事の方も多くいらっしゃると思いますが…)



そこで、また盛り上がってくるのがバーベキューです!!




5月、6月にバーベキューを楽しんだ人もさすがに夏場は行けなかったと思います。

8月のバーベキューなんて、暑さはもちろんのこと、蚊の大量発生も相まって、ある意味修行です…


それでも楽しいからやっちゃうんですけどね笑

私もこの前、バーベキュースキルを磨くために一人バーベキューをやりましたが(ちょっと寂しい…)、蚊に30か所以上刺されました…

バーベキューの煙で目が痛いのはなぜなのか?

苦労自慢で私の承認欲求が満たされたところで本題に入っていきましょう!
#絶対いらなかった

5月、6月に引き続き、3密回避の救世主ということで、また活発になるであろう全国のバーベキュー活動を見越して、タイトルにもあるバーベキューの素朴な疑問の答えを探っていきたいと思います。


なぜ煙が出るの?

煙で目が痛くなる現象を解明する前に、なぜ物質を燃やすと煙が出るのかを説明した方が流れが綺麗かなと思いましたので、軽く解説しますね。

原因はずばり ”水分”

物質の中に含まれていた水分が蒸発するからなんですね。

炭を燃やしても煙がほとんど出ないのはその為です。
炭は水分を極限まで抜いてますからね。

安価な木炭はそれでも少し煙が出ることがあるのですが、水分を本当に極限まで抜いている備長炭は煙が出ません(ずっと放置していて、水分を吸ってしまっていた場合はその限りではありませんが…)。


備長炭同士を叩くことで生じる音を聞いても、どれだけ水分が抜かれているのかが分かりますね。(金属音に非常に近い音がします。非常に心地いい音です

備長炭



水分だけで目が痛くなるの?

これは当然の疑問かと思います。

水分だけなら目に入っても痛くないはずですよね?

そうなんです。実は煙の成分って水分だけではないんです。

細かい微粒子(と言っていいのか分らんけど)が含まれているんです。

これが目に入ることで目が痛くなっていたってことなんです。

「え?そんなのが目に入りまくったらやばいじゃん!」ってなりますよね?

大丈夫なんです!恐らく…
#医者じゃないから断言はできないが

その異物を目から出すために涙があります!

皆さんも実感している通り、実は人間の体って相当優秀です。

くしゃみ、咳、吐き気…体内に入ってきた異物に対する反応速度が半端ないんですよ。



なので、煙が目に入って痛くなったとしても、涙さえ出ていればそれほど問題ないってことですね。恐らく。
#気になったら眼科にいきましょう

それでも嫌だって思う方は、火をつけ始めた火種のそばには行かないようにしましょう。

もしくは、下の回避方法を参考にされて下さい。

バーベキューで煙を出さない方法

上の方でも説明した通り、煙の原因は主に水分なので、煙を出さないようにするには、なるべく燃やそうと思っているもの(火種)に水分を与えない(含ませない)ことが重要です。

火種として、新聞紙を持参したり、現地に落ちている枯れ木を使う人が結構いますが、意外と水分を含んでいるものです。

枯れ木なんて、地面と接しているところからどんどん水分を吸収します。

雨が降った翌日なんて、水分含みまくりですよね?

さすがにそういう日の枯れ木を使う人はいないでしょうが。。

大丈夫だろうと思って火種に使ってしまうと、涙まみれの火起こしになってしまうことは確実です。

そんな火起こしにならないためにも、火種は現地調達ではなく、全て持参していきましょう。

何事もスマートにできた方が男はモテますから!!
#たぶん

バーベキューでスマートな火起こしに必要な物

着火剤

まずは着火剤でしょう!

これがあるだけで、だいぶ安心できる人もいるのではないでしょうか。

逆に忘れたりしてしまうと、火が起こせない。。。という人もいるのでは?

今は、様々なタイプの着火剤が登場しており、迷ってしまいますが、特に気にしないのであれば、上の画像みたいに段ボールを極限まで圧縮したようなタイプ(実際はおが屑ですけど)の着火剤を買えば問題ないと思います。

結構昔からあるタイプで、着火剤のプロトタイプとも言えるかもしれません。

それだけ長年に渡って愛されているということは、性能も申し分ないということだと思います。

着火剤の注意点

ついでですので、一つ着火剤に関する注意点を挙げておきますね。

着火剤は絶対に車内に放置しない!ということです。

これは、上で紹介したような段ボールを圧縮したようなタイプというよりも、最近よく使われるようになったジェル状タイプの着火剤に言えることなのですが、ジェル状タイプとは言え、中身は揮発性の高いアルコールです。



常温でも揮発してしまう中、真夏の車内のような40度、むしろ50度に迫る気温の中では言うまでもないでしょう。

というか、真夏でなくても十分危険です。


揮発していく中で空気中のアルコール濃度が濃くなれば、当然引火する確率も高くなります。


先日も、着火剤ではないですが、消臭用スプレーを車内で使用後に煙草に火をつけようとして、空気中のアルコールに引火したという事故がありました。

ガスバーナー

スマートに着火するなら、着火剤とセットで持っていた方が良いと個人的に思っている物がガスバーナーです。


チャッカマンでもいいんじゃね?って思われるかもしれませんが、スマートさが全然違います。

そして、非常に楽です!(笑)


チャッカマンよりも断然高価なのは言うまでもないですが、それを補って余りある費用対効果を発揮してくれることは間違いないと断言しておきます

ガスバーナーにも種類がいくつかあり、主にチャッカマンやライターのようにスイッチで着火できるタイプと、ガスのみを放出して別の火種に近づけて着火するタイプがあります。

利便性を考えれば当然スイッチ付きを購入した方がいいのですが、その分の価格が上乗せされていますので、そこはお財布との相談ですね。


ちなみに私は安さに目がくらみ、ガスのみ放出するタイプを購入しましたが、今となっては若干後悔しています。正直めんどくさいです。。。(笑)



種類の異なる炭(3種類)

個人的に絶対おすすめしたい物が、種類の異なる炭を3種類用意することです。


具体的に説明すると、

1.一般的なバーベキュー用の安価な木炭

2.オガ備長炭

3.備長炭

の3つです。


実は、3つとも同じ炭ではあるのですが、着火温度や持続時間、到達温度が全く異なります


皆さんもよくご存じの備長炭は、高温且つ、持続時間が長い分、着火温度が高いため、中々火が付きません。



一方、バーベキューで活躍する安価な木炭は、持続時間が短い分、備長炭に比べ格段に火が付きやすいのです。




オガ備長炭はマングローブなどのおが屑を圧縮して炭にしたもので、備長炭木炭の中間といった感じで、価格も持続時間に比例するように高くなっていきます。



バーベキュー(料理)にあまりこだわりがない人は木炭だけでいいのでは?と思うかもしれませんが、料理にこだわる人は炭にもこだわりたいのです!

当然、備長炭で焼いた食材の方がおいしいのは言うまでもありません。


さらにもう一つ言うと、木炭は火が付く際に特有の匂いを発しますが、オガ備長炭備長炭はほとんど匂いを発しません。

私は、木炭に火をつけるときに発する独特の匂いが好きではないので、できればオガ備長炭以上を使いたいと思っています。


3種類の炭を使う具体的な手順をご紹介すると、着火剤を使って木炭に火をつけるところまでは同じで、着火剤から木炭に火が付くくらいでオガ備長炭備長炭を投入します。


オガ備長炭の方が早く火が付くので、オガ備長炭の火が安定してきたタイミングでバーベキューをスタートするのがいいと思います。


そうこうしている内に備長炭の火も安定してきますので、そしたら本番のスタートです!


こうやって、3種類の炭を使い分けるところを見せつければ、バーベキューで一目置かれることは間違いないでしょう。

その分、若干変人扱いされるかもですが、称賛と受け取っておきましょう。




ということで、今回のコラムでは『バーベキューの煙で目が痛い! なぜ?』というテーマから、バーベキューでスマートに火をつけるには?という話題で締めさせていただきました。


これから11月にかけて最高のBBQシーズンに突入しますので、一度くらいは自然を楽しむことも兼ねて、BBQやキャンプに繰り出してみてはいかがでしょうか?